いよいよ今回で最後のブログになります。最後は、やはり世界選手権の話で行きます。カルガリーの大会は、ステファン・ランビエール選手の優勝で終わりました。ヤグディン選手、プルシェンコ選手の後、彼が今後男子の目標になっていくことになりそうです。そんな中で、織田君が4位に入ったことは、とても素晴らしい出来事だったのではないでしょうか。もちろん、もっと上も狙えたと思いますが、彼にとってこの初舞台は、とてもいい経験になったことでしょう。そういえば、全日本とおなじく、また判断ミスをしてしまったようですが、彼の場合は能力がありすぎるがゆえの失敗です。オリンピックのかかった試合、世界選手権のメダルがかかった場面でおなじようなことを経験したとなると、後はもう失敗することはきっとないでしょう。来シーズンは、東京で世界選手権が開かれます。この大会では、女子はもちろん、男子も十分表彰台の可能性を持っています。一体いくつメダルが獲れるのかなという期待も膨らみます。ぜひ、日本の大会で、日本の選手が表彰台に上がる姿を見たいものです。 ただ、今シーズンの反省として、代表選考はもう少しシンプルな形になる事を望みます。2シーズン含めてのポイント制だと、前シーズンケガをしていたりすると、その時点で不利になってしまいます。急激に成長する選手もいます。また、試合のポイントも、大会ごとに出る選手も違うので、相対的な比較が難しくなってしまいます。できれば直接対決(全日本選手権)の方がみんな納得するのではないでしょうか。おなじポイント制にするにしても、せめて1シーズンということの方が、皆すっきりするでしょうね。 これで今シーズンのブログは最後になりますが、シーズンを通して見てくださった方に「ありがとう」と言いたいです。わかりづらかった点もあると思いますが、僕の方も、これからコーチとしてもしっかりとルールを把握して、もっとうまく説明できるように勉強していきます。また、来シーズン、どこかで皆さんと出会えることを楽しみにしています。